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愛国主義と国際主義

毛沢東 · 1964年

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18.愛国主義と国際主義

国際主義者である共産党員が、同時にまた愛国主義者でもありうるか。われわれは、ありうるばかりでなく、またそうであるべきだとおもう。愛国主義の具体的内容は、それがどのような歴史的条件のもとにあるかによってきまる。日本侵略者やヒトラーの「愛国主義」もあれば、われわれの愛国主義もある。日本侵略者やヒトラーのいわゆる「愛国主義」にたいして、共産党員は断固として反対しなければならない。日本の共産党員やドイツの共産党員は、自国の戦争にたいする敗北主義者である。あらゆる方法で日本侵略者やヒトラーの戦争を敗北に終わらせることが、日本人民やドイツ人民の利益であるし、敗北は徹底的であればあるほどよい。……これは日本侵略者やヒトラーの戦争が、世界の人民に損害をあたえているばかりでなく、自国の人民にも損害をあたえているからである。中国は侵略されている国であって、中国の状況はこれとはちがっている。したがって、中国共産党員は愛国主義と国際主義とを結びつけなければならない。われわれは国際主義者であるが、また愛国主義者でもあり、われわれのスローガンは、祖国をまもり、侵略者に反対するために戦うというのである。われわれに とって、敗北主義は罪悪であり、抗日の勝利をたたかいとることは他に転嫁することのできない責務である。なぜなら、プロレタリアートおよび勤労人民の解放を可能にするものは、民族解放をおいてなく、侵略者をうちやぶり、民族を解放するには、祖国防衛のために戦う以外にはないからである。中国が勝利し、中国を侵略する帝国主義者がうちたおされることは、同時に外国の人民をたすけることでもある。したがって、愛国主義とは、民族解放戦争における国際主義の実行である。

「民族戦争における中国共産党の地位」 (1938年10月)、『毛沢東選集』第3巻

ひとりの外国人が、少しの利己的な動機もなく、中国人民の解放事業を自分自身の事業としたのは、いかなる精神からであろうか。これは国際主義の精神であり、共産主義の精神であって、中国共産党員の1人ひとりは、このような精神を学ばなければならない。……帝国主義を打倒し、わが民族と人民を解放し、世界の民族と人民を解放するには、われわれは、すべての資本主義国のプロレタリアートと連合し、日本、イギリス、アメリカ、ドイツ、イタリアおよびあらゆる資本主義国のプロレタリアートと連合しなければならない。これが、われわれの国際主義であり、われわれが、せまい民族主義やせまい愛国主義に反対するための国際主義である。

「ベチューンを記念する」(1939年12月21日)、『毛沢東選集』第2巻

被抑圧人民が徹底的な解放をかちとるには、なによりもまず自己の闘争にたよることであり、そのつぎが国際的な援助である。すでに革命の勝利をかちとった人民は、いま解放をめざしている人民の闘争を援助すべきであり、これはわれわれの国際主義的義務である。

アフリカの友人たちを接見したときの談話(1963年8月8日)

社会主義国はまったく新しい型の国家であり、搾取階級をうち倒して、勤労人民が権力をにぎっている国家である。これらの国家間の相互関係のうちには、国際主義と愛国主義の統一の原則が実現されている。共通の利益と共通の理想が、われわれをしっかりと1つに結びつけている。

「ソ連最高会議の偉大な10月社会主義革命40周年祝賀会における講話」(1957年11月6日)

社会主義陣営諸国人民は団結し、アジア・アフリカ・ラテンアメリカ諸国人民は団結し、全世界各大陸の人民は団結し、平和を愛するすべての国ぐには団結し、アメリカの侵略、支配、干渉、侮辱をうけているすべての国ぐには団結して、もっとも広範な統一戦線を結成し、アメリカ帝国主義の侵略政策と戦争政策に反対し、世界平和をまもらなければならない。

「パナマ人民の反米愛国正義の闘争を支持する談話」(1964年1月12日)

事物はつねに発展するものである。1911年の革命、すなわち辛亥革命は、今年までに45年しかたっていないが、中国の姿はすっかり変わった。さらに45年たてば、2001年になる、つまり21世紀にはいるが、そのころには、中国の姿はさらに大きく変わっているであろう。中国は強大な社会主義工業国に変わっているであろう。中国はそうあるべきである。なぜなら、中国は960万平方キロメートルの土地と6億の人口を擁している国であるから、当然、人類にかなり大きな貢献をしなければならない。だが、こうした貢献は、これまで長期にわたってあまりにも少なかった。われわれはこのことを恥ずかしく思う。

しかし、謙虚でなければならない。いまそうでなければならないだけでなく、45年ののちも、そうでなければならないし、永遠にそうでなければならない。中国人は国際的なつきあいの面で、大国主義を断固として、徹底的に、きれいさっぱりと、ぜんぶ一掃しなければならない。

「孫中山先生を記念する」(1956年11月)

われわれは、けっして傲慢な大国主義的な態度をとってはならず、革命が勝利し、建設の面でいくらかの成績をあげたからといって、思いあがってはならない。大きな国にしろ、小さな国にしろ、それぞれ長所と短所をもっているのである。

「中国共産党第8回全国代表大会の開会の辞」(1956年9月15日)

著者
毛沢東
原著
1964年
底本
『毛主席語録』外文出版社(北京)。電子化 HTML: http://maoist.web.fc2.com/mao/goroku000.htm
掲載根拠
保護期間中(未公開)
備考
著者没年 1976。中国は死後50年(2027-01-01 満了)、日本は死後70年(2047-01-01 満了)。外文出版社の日本語訳は法人著作として別に保護される

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